『黒崎彰の全仕事』Complete Works of Akira KUROSAKI 1965-20061965年から2006年までの全版画、ミクストメディア、 ペーパーワーク作品、全602点をオールカラーで収録。 A4変型判 176頁 (2006年12月・阿部出版刊) 価格:6,300円(税込) 当画廊店頭にて販売致します(通信販売あり/送料無料) TEL 075-231-2321 もしくは info@galerie-miyawaki.com 風土風景の普遍性と人間の営みの歴史性に彩られた作者自身の記憶の綾が、 木版や紙漉きの手技の過程で、もつれ合いまたほどけながら、 その作品は創出されてゆく・・・ 京都・ギャルリー宮脇では、黒崎彰の創造の全貌 1965年〜現在までの作品を取り揃えています。 出版記念特別展 2006年12月12日(火)〜24日(日) 黒崎 彰 <代表作選> 12月16日(土) 夕刻5時よりサイン会&レセプション開催 |
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黒崎彰は、日本の現代版画を代表する作家として国際的に活躍する、木版画の「世界的巨匠」です。 黒崎彰の1965年最初の木版画は、祈り、救い、安らぎ、あるいは死といった宗教的な、すなわち人間の根源的な感情をテーマに、有機的なフォルムで骸骨や亡霊のような群像が闇に浮かび上がるモノクロームの世界です。後に鮮烈な、またある時には静謐な、現代的で洗練された作風を展開する黒崎彰ですが、作風の変遷を辿る道程でも、作品創造の根底にはこの若き日の情熱が脈々と流れ続けていて、その源泉がこれら最初期の作品には表出しています。 黒崎彰はそれから僅か5年の間に様々な工夫を試み、1970年に「赤い闇」シリーズを発表しました。深い赤と黒の対比が強烈な印象を与えるこのシリーズは、技法上と精神性の両面において浮世絵版画の伝統を現代に蘇らせたことで、黒崎彰の国際的な評価を決定付けた木版画の代表作です。以後、菱形の構図や、組み合わせによる大型化、併用技法により異質なイメージを得ることなど、新しいアイデアを次々に採り入れ、時に色調、素材に係る劇的な変貌も遂げながら独自の世界を展開し続けて今日に至っています。 黒崎彰は画業40年を越えた現在も、創作への探究はますます深まり、作域もさらなる広がりを見せて、そのフロンティア精神は留まるところを知りません。 |
![]() 「我らを悪より救いたまえ」1965年 |
![]() 「浄夜67」1967年 |
「闇のコンポジション A」1971年 |
![]() 「迷彩譜 10」1978年 |
![]() 「夢の軌跡」1982年 |
「二つの時の間に 5」1984年 |
■ 黒崎彰 (くろさき・あきら) 活動歴
1937年 満州大連市生まれ
1962年 京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業 1970年 第7回東京国際版画ビエンナーレ (東京国立近代美術館) 文部大臣賞 1972年 第1回フィレンツェ国際版画ビエンナーレ金賞 1981年 第3回ソウル国際版画ビエンナーレ大賞 1983年 現代の巨匠・世界版画賞展 (サンフランシスコ近代美術館) 世界版画賞 第1回山口源大賞展 (沼津市民文化センター) 大賞 第2回バルナ国際版画ビエンナーレ (ブルガリア) 1席 1988年 第12回クラコウ国際版画ビエンナーレ (ポーランド) 審査員 1991年 ムンク研究助成」ムンク財団(オスロ) ・国際交流基金 第2回バラトババン国際版画ビエンナーレ (インド、ボパール) 審査員 1993年 第2回「日本・紙アカデミー賞」(京都) 受賞 第1回マーストリヒト国際版画ビエンナーレ (オランダ) 審査員 第1回エジプト国際版画トリエンナーレ(カイロ) 金賞 1994年 第7回「京都美術文化賞」受賞 第9回ソウル国際版画ビエンナーレ審査員 1998年 平成9年度「研究等奨励事業」(アダチ伝統木版画技術保存財団) 受賞 1999年 第17回「京都府文化賞」文化功労賞 ギャルリー宮脇にて新作展(『螺旋階段』第47号特集) 2000年 紫綬褒章受章 2001年 ギャルリー宮脇にて35年の活動を回顧する自選作品展 (『螺旋階段』第51号特集) 2002年 平成14年度「京都市文化功労賞」受賞 2004年 ギャルリー宮脇にて新作展(『螺旋階段』第65号特集) 現 在 京都精華大学教授、日本版画協会理事 「KYOTO版画-国際版画展」企画実行委員長 近 著 『紙の造形 ―紙つくりから作品制作まで―』(2000年・六耀社) 『版画史解剖 ―正倉院からゴーギャンへ―』(2002年・阿部出版) |
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ギャルリー宮脇 パンフレット 『螺旋階段』 黒崎 彰 特集 バックナンバー 第65号(2004.11) 作家特別寄稿 “色のエトスとパトス” 第51号(2001.4) 作家特別寄稿 “1965年のこと” 1965年の幻のモノクローム 木版画連作に始まる新発見 未発表作・代表作・重要作 を“自選”で回顧した 紫綬褒章受賞記念展 第47号(1999.10) 作家特別寄稿 “ガイア・シリーズ” 韓国楮紙に墨の滲みを 活かした木版画で神秘的 抽象世界を展開した個展 |