ジーン・マン Gene Mann

  
★ 日本初個展  『絵画に気を付けろ!』
2004年6月12日(土)〜7月4日(日) 水曜日のみ休廊
作家来日 ― 欧州での活動のドキュメントビデオを上映

★ モノタイプ  『イメージの生け捕り』
2004年10月16日(土)〜11月7日(日) 10月20日と27日休廊
モノタイプによる独特の効果を創作に用いる作家たちのグループ展

★ 第2回個展  『春の予感』
2005年12月3日(土)〜12月25日(日) 水曜日のみ休廊
兵庫国際絵画コンペ出品作に、トーテムやブック、ウィンドー壁画を展覧

★ 新作特別出品 『アール・ブリュットの顔』
2007年4月20日(金)〜6月2日(土) 月曜日のみ休廊
アール・ブリュット特別企画に寄せて制作した作品2点を出品
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★ アウトサイダー・アートの極致 『Singular Visions』
2008年4月1日(火)〜5月15日(木) 4/7, 14, 21, 4/30-5/8連休, および5/12
ヨーロッパのセルフトート・アーティスト13名を紹介した企画展に出品。
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★ 第3回個展 『壊れやすい群像』
2008年11月22日(土)〜12月14日(日) 11/25, 12/1, 12/8休廊
ペインティング=コラージュの新作35点を発表。

出品作のほとんどを全カラー掲載したパンフレット『螺旋階段』第78号 → → →

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★ 第4回個展『夜明けに吹く風』
2011年10月15日(土)〜11月6日(日) 月曜日のみ休廊
現地スイスでついに現代美術のメインストリームに躍り出た作者の新作展。
LP盤ペインティングなどが新たに登場。



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ヨーロッパ現代絵画の創造に強烈な影響を及ぼし続けている、コブラ・グループの理念
(アレシンスキーら) やアール・ブリュットの発見 (デュビュッフェ) に通じる
ジーン・マンの絵画の即興的でプリミティブな造形力は、
絵画表現の純粋さ、その生命力の強さを
あらためて感じさせてくれる。




旧作例
在庫・価格等はお問い合わせ下さい。


「快い騒々しさ1」モノタイプ
63×48cm

「線の嘲弄1」モノタイプ
24×24cm

「陽気な闖入」混合技法
60×60cm

「ムッシュー」混合技法
70×50cm

「薄明」混合技法
50×50cm



Gene Mann - Attention Peinture!


まるで自動記述か幻視によって白黒に浮かび上がった線や形象。
視覚と聴覚の分けられない感覚が渦巻く意識下の投影。
「一枚の絵はあらかじめ予想できない…シナリオから解放された絵画」
あたかもジャズの演奏のように。

ジーン・マンは1953年、フランス・グルノーブル生まれ。
1990年以降スイス・ジュネーブを拠点に活動している。
ジュネーブでの数々の個展の折には、フリージャズの巨人アーチー・シェップを招いた演奏会や、
フランス現代詩の最高峰ルネ・シャールの詩朗読会を催すことにより、絵/音楽/詩といった
諸芸術の境界が取り払われた享楽の機会を鑑賞者に提供している。

日本で初めての紹介となった2004年の個展『絵画に気を付けろ!』では、主に2002~03年制作の
モノタイプ、ミクストメディア・ペインティング、版画集など約30点を展覧。
記念特集パンフレット『螺旋階段』第62号刊行。
また、2005年12月開催の2回目の個展『春の予感』では、転写とコラージュによるタブロー
「記憶の人物」連作のほか、タイル状絵画、蛇腹式ブック、トーテム型絵画といった
変幻自在の表現形態で新作を展覧。『螺旋階段』第71号特集。

この間、
不死鳥あるいは十字架の形をしたモニュメンタルな絵画『春の予感』は、兵庫国際絵画コンペ
ティションに於いて、応募8000点の中から100点入選という難関をくぐり出品された。

2008年の個展『壊れやすい群像』では、ペインティング=コラージュの
作品に三次元の彫刻的形態を盛り込んだ表面テクスチャーの役割について探求している。
その劇的な効果は、画面に律動と躍動を生み、抽象的な形姿が層をなす
表皮から、人間像がはかなげに現れては消えてゆく。


「壊れやすい群像」キャンバスにアクリル絵具 80×200cm 2008年