番浦有爾 Yuji Ban-ura

 
  威風堂々たる猛禽や、悠然と佇む水鳥の雄姿を写した鳥像
     『鳥』のダイナミックな動勢と些細な仕種を鋭くとらえ
         写実を越えた象徴性を造型化する番浦有爾の乾漆彫刻。

      「鳥の動きや、まわりの空間を表現したい。宙に浮いているようで、どっしりした姿。
         どしっとしていて、飛翔する浮遊感…。そんな鳥をねらっているんだけどね」と語る作者。

        傍らに立てば、鳥たちが生きている証のごとく啼く声や足音、羽音が聞こえ
           鳥が歓びに満ちて受けとめている光や風や水流さえ感じることができる
              その作品は、乾漆特有の質感と光沢を得て瑞々しい『生命の塊』を創造している。


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「 鷲 」


「 渚 」


「 視 」


「 瀬 」






番浦有爾 (ばんうらゆうじ)

1935年 京都市生まれ。
1969年 新制作協会会員推挙
1978年〜現在にいたって、天王寺福祉事業団にための一連の聖徳太子像及びレリーフを制作
1990年 神戸須磨離宮公園現代彫刻展出品、宇部市屋外彫刻美術館賞受賞、
     神奈川県立近代美術館賞受賞、三重県立美術館賞受賞
1991年 長野市屋外彫刻賞受賞、現代日本美術展出品、神奈川県立近代美術館賞受賞
1995年 京都美術文化賞受賞
1998年 京都府文化賞功労賞受賞
2003年 京都市文化功労者受賞
2004年 早春、ギャルリー宮脇にて個展開催
     記念パンフレット『螺旋階段』第60号刊行
     3/4 朝日新聞記事「京めぐりあい」を見る


漆芸界の重鎮であった故・番浦省吾氏の次男として芸術一家に育った。
乾漆技法による現代彫刻の第一人者として活躍している。
全国有名彫刻展および京都における美術賞を多数受賞。