ギャルリー宮脇のイベント紹介/巖谷國士 講演会

巖谷國士(いわやくにお)Kunio Iwaya
巖谷國士(Kunio Iwaya)は、1943年東京生まれ。明治学院大学名誉教授。仏文学者。批評家。作家。
シュルレアリスム研究/実践家として、美術館展覧会の監修、講演活動も旺盛に行っている。
半世紀近い著述歴で優に100冊を超える書物を世に送り出している。


巖谷國士の書物は本ページ最下部に表記。

公式HP→Mont★Analogue 巖谷國士をめぐるHP




1月22日に開催を延期しました講演会を5月14日に開催します!
2022年514

マン・レイと女性たち』の著者・巖谷國士による講演会+特別プログラム
参加は有料、定員あり、完全予約制(先着順受付)
プログラムの詳細をご確認ください。



巖谷國士★最新刊出版記念イベント at ギャルリー宮脇 2021年12月開催
スライドとナレーションの視聴会 最新刊販売 マン・レイ版画展示  終了しました
巖谷國士 脚本
名優たちの朗読で聞く
『マン・レイと女性たち』
巖谷國士による「まるで短篇小説」のように編まれたストーリー、それを劇団唐組の
名優たち(久保井研と藤井由紀)が朗読する、豪華な視聴会を催します。
書籍『マン・レイと女性たち』から抜粋されたページをスライドショーに仕立てなお
し、1冊の本を、目と耳とで愉しむことができることでしょう。
さらに、1Fギャラリーではマン・レイ版画集『時を超えた貴婦人たちのバラード』
(オリジナル銅版画14点+ケース等)を全点展示。
2021年の掉尾を飾る特別企画!

ナレーション俳優紹介と上映スケジュール

巖谷國士, Man Ray, マン・レイ 巖谷國士, Man Ray, マン・レイ 巖谷國士, Man Ray, マン・レイ

視聴会上映日時
(開廊時間は視聴会開催日の午後1〜6時)

12月9日(木)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜、18:00〜
12月10日(金)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜、18:00〜
12月11日(土)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜、18:00〜
12月12日(日)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜、×   
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12月17日(金)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜
12月18日(土)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜
12月19日(日)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜
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12月23日(木)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜
12月24日(金)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜
12月25日(土)14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜

各回定員16名入替制/視聴料 1,000円(書籍購入者は700円)
定員がありますので事前予約者を優先します。
ご予約の場合は→→→お名前、人数、参加日時、確認返信用の連絡先をお知らせ下さい
電話 075-231-2321(留守電対応あり) Fax 231-2322 E-mail info (α) galerie-miyawaki.com

巖谷國士最新著書販売『マン・レイと女性たち』(2021年7月平凡社刊)
税込2,800円(図録袋付)

1Fギャラリーの展示、マン・レイ オリジナル版画集『時を超えた貴婦人たちのバラード』
はご自由にご覧いただけます。(開廊時間は視聴会開催日の午後1〜6時)


会場・ギャルリー宮脇
〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側常盤木町48-5
(京都市役所近く、一保堂茶舗北隣り)



巖谷國士 講演会 at ギャルリー宮脇 E

伊勢崎淳/福田淳子二人展、没後二十年/奥田仁展 岡山の作家による二つの特別展同時開催記念
「風土からのアート〜土と水と風と」
講演日時:2019年11月2日(土)午後3時〜
伊勢撫~福田淳子 、両作家も来場します。

【予約制】 お申し込み先着順/定員50名/参加費1,500円
→→→お名前、参加人数、確認返信用の連絡先をお知らせ下さい
電話 075-231-2321(留守電対応あり) Fax 231-2322 E-mail info (α) galerie-miyawaki.com

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没後二十年追悼・奥田仁
伊勢崎淳福田淳子二人展
会期:2019年1025日〜1123 1〜7PM 休廊日10/28, 11/5,11,17,18

 二年半前の講演で巖谷國士伊勢撫~作品の「オブジェ」性に注目し、その本質と魅力を「現代美術」のなかに位置付ける画期的な提言をした。本展への寄稿「風土の記憶と再生」でも巖谷國士は次のように記している。「伊勢さん試みているのは、そうした自然の造形に参加・融即することによって、人間と自然の失われた関係を回復する行為としてのアートである。 そこにはおのずから風土も発現する。風土とは一般にその土地の状態や気候や地味をあらわす言葉だが、いわゆる「地方色」以前に、風と土と水と火という四元素がまず関わる。備前の場合には、四元素の特性が自然そのものへの遡行を可能にする。古きよき吉備の国の記憶ばかりか、陶芸の起源、遠い縄文文化にまでさかのぼり、原初に向う物質的想像力を刺激される。そのことを感知して新しい陶芸オブジェの道をひらいたのが、ほかならぬ伊勢浮ウんだった。 」
 本展では、伊勢撫~(1936〜)と共に、鉱物の粒子を水槽に浸して揺り動かし表れてくる色や形の美しい様相を定着する福田淳子(1974〜)の作品、郷里で目にする事物を明澄な色彩の塗り重ねにより独特な油絵へ昇華した奥田仁(1917〜99)を紹介するが、巖谷國士は、これら世代も表現方法も異なる三人の岡山の作家による作品を通じて、「風土」の個別性から普遍性への「出口」としてのアートの意義を唱える。

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巖谷國士 講演会 at ギャルリー宮脇 D

新しい備前 伊勢撫~の陶芸』出版記念イベント
「現代美術としての備前焼」
講演日時:2017年5月13日(土)午後3時〜
講演後は伊勢撫~先生も同席してサイン会を行いました。

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出版記念展/伊勢撫~個展「現代美術としての備前焼」 
会期:2017年513日〜611
 月曜休 1〜7PM

本会は昨年末刊行された巖谷國士の監修著書『新しい備前 伊勢崎淳の陶芸』の出版記念イベントです。本書で「オブジェ」と総称される伊勢崎淳の造形作品は、器物のような用途を持たないということ以上に、「物」「物体」として表わされ、さらには「物質」から生まれてくる作品のことで、身近な自然にある風土性から直に、自発的に生まれてくるもののことです。伊勢崎淳は、学生時代に同郷の現代美術家・岡崎和郎と出会い、後に瀧口修造と知り合い、池田満寿夫らとも親しく交友しました。ブランクーシ、ミロ、フォンタナ、タピエス、イサム・ノグチらの現代造形にも大いに触発されました。伊勢崎淳の「オブジェ」の創作は、作者が一貫して述べてきた「伝統とは革新の積み重ねだ」という検証活動の実践であり、プリミティブでアニミズムを感じさせるその作品は、郷土伊部(いんべ)の陶土が孕む「物質の生命」のルーツに立ち還ることによって作品に具現化されたものです。このことこそが伊勢崎淳の備前焼の本源的な追究となっています。本企画は巖谷國士の慧眼により、伊勢崎淳作品の「オブジェ」性に注目し、その本質と魅力を「現代美術」のなかに位置付ける画期的な機会でした。

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巖谷國士 講演会 at ギャルリー宮脇 C

アンドレ・ブルトン生誕120年/没後50年記念★
「絵画のシュルレアリスム アンドレ・ブルトン再発見」
講演日時:2016年11月19日(土)午後3時〜5時

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特別展シュルレアリスムと絵画」 会期:2016年111日〜1119

ギャルリー宮脇では、シュルレアリスムの教皇アンドレ・ブルトンの生誕120年/没後50年を記念し、アンドレ・ブルトンが著書『シュルレアリスムと絵画』(人文書院より1997年に刊行)で取り上げた画家たちのオリジナル版画を中心に、肉筆画、挿画本、写真なども加え約40点を展覧。アンドレ・ブルトンの美術論80篇を収載した一大集成であるこの著書は、シュルレアリスムの黎明・興隆・展開を、その指揮者/体現者自身であるアンドレ・ブルトンが生き生きと語り伝え、中心にいた作家群についてはもちろん、萌芽・周縁を成す創作物まで広く眼差しを投じ、二十世紀の最も重要な美術書の一つとなっています。瀧口修造との共同監修者、日本におけるブルトン紹介の泰斗である巖谷國士氏が、ブルトンの「野生の眼」とはどういう状態か、熱く語りました。ジョアン・ミロ、マックス・エルンスト、ロベルト・マッタ、ヴィフレド・ラム、アンドレ・マッソン、サルバドール・ダリ、マン・レイ、ルネ・マグリット、イヴ・タンギー、エンリコ・バイ、ジョルジョ・デ・キリコ、ギュスターヴ・モロー、F.S-ゾンネンシュターンほか。書籍『シュルレアリスムと絵画』(人文書院刊 10,800円)も販売。

巖谷國士講演会開催日は、展覧会の最終日にあたりクロージングイベントとなります。
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巖谷國士 講演会 at ギャルリー宮脇 B

特別展「アール・ブリュット<境界のない世界へ>」関連講演
アール・ブリュットシュルレアリスム <境界>のない世界へ」
 + 桑原弘明スコープ鑑賞会

2015年4月26日(日)午後3時〜5時  詳しい情報

巖谷國士, アール・ブリュット, シュルレアリスム, 講演会

巖谷國士氏の講演録著書『シュルレアリスムとは何か』で扱われたシュルレアリスム・ユートピア
・メルヘンにつづいて、日本では本来の意味に理解されていない【アール・ブリュット
(生のままの芸術)をテーマに、シュルレアリスム的視点から、
新しくボーダーレスな思考とまなざしを提唱。
★ 講演後はサイン会と、オブジェ作家・桑原弘明のスコープ鑑賞会を行ないました。

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特別展 アール・ブリュット<境界>のない世界へ
 2015年4月23日・24日・25日・26日【4日間限定】

巖谷國士 講演会 at ギャルリー宮脇 A

企画展「ブルーノ・レティ新作展 "THE WHITE GARDEN" 庭をめぐる白のヴァリアント」関連講演
「庭園とは何か〜シュルレアリスムの視点」
2014年5月24日(土)午後3時〜5時
巖谷國士, 講演会, シュルレアリスム, 庭園
シュルレアリスム研究の第一人者、巖谷國士(いわやくにお)氏による新著幻想植物園 花と木の話』( PHP研究所刊)の出版記念も兼ねた講演&サイン会。シュルレアリスムの見地から、「庭園」とは何か、太古のオリエント、ヨーロッパ、アジアから京都まで、時空を超え、知の巨人が語り明かしました。
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『ブルーノ・レティ The White Garden』
2014年5月17日(土)〜6月8日(日)

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巖谷國士 講演会 at ギャルリー宮脇 @

ギャルリー宮脇開廊40周年記念企画
巖谷國士ギャラリートーク&サイン会 ★
<遊ぶ>シュルレアリスムとは何か
2013年11月9日(土)午後3時〜5時


 今回の展覧会は、シュルレアリスム研究の第一人者・巖谷國士氏監修の「<遊ぶ>シュルレアリスム」展
によって示された現代美術の新しい見方を受けつぎ、いわばその画廊篇として企画したものです。
人間本来の<遊ぶ>行為の創造性を発見し、魅惑的な試みをくりひろげたシュルレアリスト
たちの版画作品に加えて、共通の特性をもつアール・ブリュット作品をも多数展示し、
ギャルリー宮脇ならではの着想と構成によって新領域をひらきます。

特別展
『<遊ぶ>シュルレアリスムとは何か』
2013年10月26日(土)〜11月17日(日)

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巖谷國士の主な書物

巖谷國士<芸術>
1976年『幻視者たち 宇宙論的考察』『シュルレアリスムと芸術』河出書房新社。1977年『ナジャ論』白水社。1979年『宇宙模型としての書物』『映画の一季節』青土社、『シュルレアリスムと小説』白水社。1986年『シュルレアリストたち 眼と不可思議』青土社。1992年『反ユートピアの旅』紀伊国屋書店。2002年『シュルレアリスムとは何か 超現実講義(増補新版)』ちくま学芸文庫。2004年『封印された星 瀧口修造と日本のアーティストたち』平凡社。2010年『映画 幻想の季節』清流出版。

巖谷國士<旅紀行>
1990年『ヨーロッパの不思議な旅』筑摩書房。1995年『日本の不思議な宿』平凡社。1998年『ヨーロッパ100の庭園』平凡社コロナブックス、『フランスの不思議な町』筑摩書房。1999年『オリエント 夢幻紀行』河出書房新社ふくろうの本。2000年『イタリア 庭園の旅 100の悦楽と不思議』平凡社コロナブックス、『地中海の不思議な島』筑摩書房。2004年『ギリシア 歴史・神話紀行』河出書房新社ふくろうの本。2006年『フランス 庭園の旅 150の優雅と不思議』平凡社コロナブックス。

巖谷國士<翻訳書>
1969年パトリック・ワルドベルグ著『シュルレアリスム』美術出版社。1970年シャルル・フーリエ著『四運動の理論(上下2巻)』現代思潮社、アンドレ・ブルトン著『ナジャ 著者による全面改訂版』人文書院。1974年『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』学芸書林。ルネ・ドーマル著『類推の山』白水社。 1978ほかにシュルレアリスムと画家叢書「骰子の7の目」から1973年ルネ・パスロン著『ルネ・マグリット』、1978年ラドヴァン・イヴシュク著『トワイヤン』。マックス・エルンストのコラージュロマン三部作は1974年『百頭女』、1977年『カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢』、『慈善週間 または七大元素』、また1975年『絵画の彼岸』(以上すべて河出書房新社)。アンドレ・ブルトンの著作では監修書として1997年『シュルレアリスムと絵画』(瀧口修造と共同監修)人文書院、『魔術的芸術』河出書房新社などがある。『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』は1993年に、『ナジャ 著者による全面改訂版』は2003年に、それぞれ岩波文庫に入った。

巖谷國士<澁澤龍彦>
1990年『澁澤龍彦考』。1990年『裸婦の中の裸婦』 (澁澤龍彦共著) 文藝春秋。1996年『澁澤龍彦を語る』『回想の澁澤龍彦』(種村季弘・出口裕弘・松山俊太郎他共著)。1998年『澁澤龍彦の時空』 。1994年『澁澤龍彦空想美術館』1995年『澁澤龍彦空想博物館』(編集執筆)平凡社。1994-96年『澁澤龍彦全集 全22巻・別巻2巻』1996-98年『澁澤龍彦翻訳全集 全15巻・別巻1巻』(出口裕弘、種村季弘、松山俊太郎と編集委員)。1996年『澁澤龍彦事典』(高橋睦郎・種村季弘共編・執筆)。2008年『旅の仲間 澁澤龍彦・堀内誠一往復書簡集』(編集執筆)晶文社。2017-18年『澁澤龍彦論コレクション全5巻』勉誠出版。(以上表記以外はすべて河出書房新社)

巖谷國士<監修展覧会図書>
2004年『マン・レイ「私は謎だ」』2007年『澁澤龍彦 幻想文学館』アートプランニングレイ。2011年『森と芸術』平凡社。2013年『<遊ぶ>シュルレアリスム』平凡社コロナブックス。2015年『旅と芸術: 発見・驚異・夢想』平凡社。2021年『マン・レイと女性たち』平凡社。

巖谷國士<その他>
2005年『スコープ少年の不思議な旅 桑原弘明スコープ作品集』パロル舎。2006年『扉の国のチコ』(上野紀子画・中江嘉夫構成)ポプラ社。2009年『メルヘン・透視・錬金術 アンティエ・グメルスの旅』 河出書房新社。2014年『幻想植物園 花と木の話』PHP出版。