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京都の土俗的な祭礼を描く画家として知られる井澤元一。しかし彼が描いたのは祭りの主役たちだけではない。それを取り巻く人々の姿や、町の片隅にある何気ない日常の風物にも、井澤は温かな眼差しを向けた。そうした日常の情景には、井澤らしい幻想がさりげなく織り込まれる。現実からふと引き離されたような気配を漂わせながらも、その光景はリアリティを失わない。井澤の絵画には、京都独特の曖昧さと潔さが共存している。機知と激情、現実と幻想。そんな対極のあわいに、素顔の京都が映し出されている。画文集収載主題を描いた油絵三十余点展覧。 ・ ★ 7 月 26 日(日)午後 3 時〜 渡辺都 (一保堂茶舗会長夫人) × いしいしんじ (小説家) 特別対談「京に生きるはなし」 【参加要予約】 ・ 展覧会案内チラシを見る。 井澤元一(いざわもといち) 1909年京都市生まれ。里見勝蔵、須田國太郎に師事。1932年より独立美術協会に出品。1945年京展京都新聞社長賞受賞。1948年自由美術協会会員。1964年主体美術協会結成会員。1974年、ドナルド・キーン『日本文学散歩』(『週刊朝日』連載)の挿絵を担当。1986年京都府立総合資料館で回顧展。1991年京都市文化功労者。1998年死去。2009年ギャルリー宮脇で生誕百年記念展。2014年京都東急ホテルで個展「京を描く」。2021年「井澤元一と京都」、2022年「ドナルド・キーンと画家・井澤元一」が京都文化博物館で開催される。
新刊 井澤元一画文集『新版 古都点描』 本体価格3,000円+税 2026年7月 夕書房刊 A5判横/上製/168頁 ISBN:978-4-909179-14-2 序文:鷲田清一(哲学者) 解説:清水智世(京都文化博物館学芸員) 当画廊でも販売いたします。 井澤は1979年にドナルド・キーン氏の序文を得て画文集『古都点描』を刊行した。京都の祭礼や年中行事、人々の暮らしや町角の風景を、水彩画と文章によって綴った本書には、京都の文化や風土のなかで私たちが忘れてはならないものへの強い思いが込められている。社寺や建物、祭りの情景などは、その奥に潜む本質を捉えている。こうした創作への態度は、画家の生き方そのものでもある。画壇からはときに距離を置き、世間の風潮や名声からは自由であり続けた。しかし、かつての景色や習俗、建造物等が失われてゆく近年、そんな井澤の洋画家として孤高で異色の創造に対する再評価が、京都洋画史研究の中で進みつつある。 |
神戸新聞書評を見る 京都新聞記事を見る 自由なる創造こそが夢を実現する方法。 郵便配達夫シュヴァルの理想宮・・・そこでは、 ほんの少しの想像力があれば不可能なことはない。 珠玉のアンソロジー! フランスの著名な独学者芸術の実践家・紹介者たちの テクストと、福永信、戌井昭人、山崎ナオコーラ、 鈴木創士、湯浅学、鬼海弘雄、いしいしんじ らによる特別書き下ろし寄稿、そしてシュヴァルの 自伝「理想宮の物語」邦訳を収載、 さらに写真と作品図版50余点。 2012年12月刊行 A5判上製128頁、本体定価1800円 ギャルリー宮脇刊 ISBN9784990243548 |
クレアシオン・フランシュ ジェラール・サンドレイの初邦訳論集 デュビュッフェのアール・ブリュットの本質を語る! B6判 144頁 ハードカバー モノクロ60図版掲載 神戸新聞書評記事を見る 日経新聞紹介記事を見る 美術評論家・勅使河原純氏HP書評を見る ジャン・デュビュッフェ亡き後のアヴァンギャルドの最もマージナルな領域を 渉猟してきた著者は、現代芸術におけるデュビュッフェの数少ない精神的継承 者。書き下ろし「アール・ブリュットの歴史、歴史上のアール・ブリュット」 代表作「クレアシオン・フランシュ宣言」ほか本邦初訳の精選論集でアール・ ブリュットを超え現代美術に対峙する新しい時代の生(せい)の芸術を唱道す る。革新政治家ノエル・マメール、美術史家ミシェル・テヴォーほかのテクス トも収載。久保田亮訳、ギャルリー宮脇独自編集。 2013年10月 ギャルリー宮脇刊 本体定価2700円 ISBN 9784990243562 |